業界の情報過去の履歴
2020.08.10掲載

◎佐賀鹿島市支所浜、医療従事者に海苔を寄贈>

佐賀県有明海漁協鹿島市支所浜事業所は6月26日、新型コロナウイルスに誰よりも最前線で戦ってくれている医療従事者に対し感謝の意と労をねぎらうため、佐賀市嘉瀬町の「佐賀県医療センター好生館」関係者に佐賀海苔を寄贈しました。同館は県内で感染したコロナ患者を受け入れることが出来る拠点の1つです。
 当日は午後1時から、同事業所の海苔部会(部員31名)から小山敏彦部会長や小柳勇二副部会長をはじめ、事業所の役職員など6名が同館を訪れました。同館の桐野明理事長や佐藤清治館長をはじめ、役職員が応対する中、小山部会長は「このたびは、焼海苔寄付の申し出を快く受けて下さり誠にありがとうございます。現在、佐賀県では新型コロナウイルス感染者ゼロの状況が続いています。これも感染の危険に身を投じながらも懸命に医療に従事されている皆様方のご尽力の賜物です。未だ油断できない状況ですが、今回当部会で作った海苔を医療従事者や関係者の皆様にご賞味いただくことで励ましになれば幸いです」などと感謝の意を告げるとともに、焼海苔(半裁20入り440袋分)の入った箱を桐野理事長に手渡しました。

 

 桐野理事長からはお返しとして感謝状が小山部会長に贈られました。同館では、コロナ禍に入ってこれまでにも、医療従事者のためにと、マスクや地元野菜をはじめ色々な品物を寄贈してもらっていましたが、海苔は初めてだったとのこと。依然気の許せない状況にある中、病院関係者からは漁家の心使いに対し感謝の声とともに、浜の海苔漁家が丹精込めて作った自慢の佐賀海苔がどんな味なのか楽しみにしている様子でした。

2020.07.09掲載
◎岡山・コロナ禍の海苔PR、インスタで料理応募

岡山県漁連と岡山県は6月30日から7月27日の期間中、「岡山のりを食べてコロナをノリ切ろう」キャンペーンを実施することになりました。
このキャンペーンはコロナ禍の中でも、岡山県産海苔を通して気分を盛り上げ、家族団らんのきっかけにしてもらい、認知向上につながればと企画しました。内容は、インスタグラムに岡山県産海苔とそれを使用した料理の画像を投稿してもらい、その中から30名の人に岡山県産海苔の最上級品「新のり」が入った詰め合わせ品をプレゼントするというものです。


 応募方法はキャンペーン期間中に、まずインスタグラムの
岡山若のり公式アカウント(Instagram:@okayamanori)をフォローします。続いて、"♯岡山のりでノリ切ろう"のハッシュタグを付け、"岡山県産海苔"と"海苔を使った料理"の画像を投稿します。
応募条件は日本国内居住者。インスタグラムアカウントを保持し、非公開設定していない方など。なお、投稿画像は県産海苔のPRに使用する場合があるとしています。
キャンペーン概要や応募規約など詳しくは、岡山県漁連のHP (http://www.oygyoren.jf-net.ne.jp) をご確認ください。
2017.03.06掲載

◎海苔養殖の教則本「新・海苔ブック」3部とも発刊完了

 海苔養殖のついて最新の情報をまとめた教則本が、発刊されました。
海苔養殖に関する海苔品種と養殖海況などについての基本的な生産条件と養殖方法を詳しく解説した海苔養殖の教則本です。

 
特に、これから海苔養殖に取組もうとされている後継者や新たな漁家、「海苔」に関心をお持ちの一般の方など、海苔に関する知識を得ようとされる方には「好個」の資料としてお傍にお持ち頂ける本と言えるでしょう。
基礎的な海苔養殖に関する内容の本は、昭和48年に、全国海苔貝類漁業協同組合連合会から、それまでに開発された海苔養殖技術を網羅した「新編 海苔養殖読本」が殖田三郎(うえだ さぶろう)博士によって纏められ発刊されていました。
しかし、44年を経て、海苔品種、自然環境(海況)の変化によって海苔養殖技術も大きく変わらざるを得ない状況になっています。このような変化に対応すべき技術を全国有数の海苔産地で35年間に亘り研究を重ね、日本一の海苔を育てて来た佐賀県有明水産振興センター前所長の川村嘉応(かわむら よしお)農学博士が全国海苔貝類漁業協同組合連合会の機関紙「海苔タイムズ」に2011年(平成23年)2月〜2012年(平成24年)12月「ノリ養殖の基本を学ぶ」、2013年(平成25年)8月〜2015年(平成27年)4月「新・ノリ養殖の基本」としてそれぞれ掲載された本文に加筆、修正されたもで、今回は
「基礎編」「技術編@」「技術編A」の3部作に分けて海苔産業情報センターから発刊されました。
「新海苔ブック」表紙は海苔が含んでいる色素を現したもので、基礎編は「みどり」技術編@は「あお」技術編Aは「あか」で表現した色合いにしています。表紙は水分が掛かっても良いように薄くビニールコーティングしてあります。
「基礎編」はすでに発刊されており、技術編@Aの2分冊についても発刊が完了してすべて纏まりましたので本格発売が行われています。なお、お申し込み先は次の通りです。
《発行元》
◎〒838−0813
福岡県朝倉郡筑前町依井1091−3 海苔産業情報センター
電話・0946−24−5364番  FAX・0946−22−6607
定価:本体各 2,000円+消費税(8%)=2,160円。
なお、こんご、3部同時のお申し込みについては消費税込みで6千円です。
発送費は別途頂きます。Eメールでのお申し込みは次の通り・center@j-nori.com
2017.03.06掲載

◎海苔養殖の教則本「新・海苔ブック」発刊

海苔養殖のついて最新の情報をまとめた教則本が、発刊されました。
海苔養殖に関する海苔品種と養殖海況などについて基本的な生産条件を、支柱式養殖法を中心に詳しく解説した海苔養殖の教則
である。
特に、これから海苔養殖に取組もうとされている後継者や新たな漁家、「海苔」に関心を持ちの一般の方など、海苔に関する知識を得ようとされる方には「好個」の資料としてお傍にお持ち頂ける本と言えるでしょう。
基礎的な海苔養殖に関する内容の本は、昭和48年に、全国海苔貝類漁業協同組合連合会から、それまでに開発された海苔養殖技術を網羅した「新編 海苔養殖読本」が殖田三郎(うえだ さぶろう)博士によって纏められ発刊されていました。

しかし、44年を経て、海苔品種、自然環境(海況)の変化によって海苔養殖技術も大きく変わらざるを得ない状況になっています。このような変化に対応すべき技術を全国有数の海苔産地で35年間に亘り研究を重ね、日本一の海苔を育て来た佐賀県有明水産振興センター前所長の川村嘉応(かわむら よしお)農学博士が全国海苔貝類漁業協同組合連合会の機関紙「海苔タイムズ」に2011年(平成23年)2月〜2012年(平成24年)12月「ノリ養殖の基本を学ぶ」、2013年(平成25年)8月〜2015年(平成27年)4月「新・ノリ養殖の基本」としてそれぞれ掲載された本文に加筆、修正されたもで、今回は「基礎編」「技術編@」「技術編A」の3部作に分けて海苔産業情報センターから発刊される。 「基礎編」はすでに発刊されており、申し込みを受けている。技術編の2分冊については3月、4月に相次いで発売される。
なお、申し込み先は次の通り。
◎〒838−0813 福岡県朝倉郡筑前町依井1091−3 海苔産業情報センター
電話・0946−24−5364番 FAX・0946−22−6607
定価:本体 2,000円+消費税(8%)=2,160円。 発送費別
Eメール・center@j-nori.com
2016.12.19掲載

◎楽しい海苔の動物デザイン
東京の海苔加工業者の株式会社小善本店では、海苔をレーザー光線でいろいろなデザインを切り抜く技術を開発して、弁当やパーティー料理に使われる海苔に楽しめるデザインの海苔製品を作り出して注目されています。

 
これまでにいろいろなデザインの商品「のりあーと」を作り出していますが、12月から新たな商品として「のりあーとどうぶつえん」としてライオン、ぞう、コアラ、パンダ、さる、ゴリラ、キリン、うまなど8種類の可愛く・楽しい表情を切り抜いた商品を発売しています。 内容量はデザイン海苔8種類16枚入りで300円(税別)です。
お問い合わせ電話番号は、03−3843−1531番。
住所は、東京都台東区松が谷2−3−14 ホムページは、http://www.kozen.co.jp です。
2016.06.16掲載

鰹ャ善本店・サミット使用「のりあーと」商品、6月6日から新発売

鰹ャ善本店(本社・東京都台東区、小林善昭社長)は6月6日から、同社独自のレーザーカット技術で加工した「のりあーと桜の彩り」を新発売しました。
これは、先月行われた「G7伊勢志摩サミット2016」において、26日の伊勢神宮昼食会と志摩観光ホテルで催された晩餐会で採用され、オードブルやおにぎりに使われた品を商品化したもの。
今回サミットのロゴマークにも使われている桜の花びら柄を、レーザー技術で最高級海苔に取り入れた日本らしさの表れた一品となっています。包装の表面には、商品名とともに「伊勢神宮・内宮ご奉納」「G7伊勢志摩サミット2016採用商品」の文字が入っています。
内容量は3切6枚。価格は600円(税抜)。

 
 
 

また、7月1日からは、「のりあーとチーバくん」も発売される。こちらは、千葉県庁からの提案で千葉県PRマスコットキャラクターである“チーバくん”をレーザーカットで海苔にデザインし商品化したもの。内容量は海苔1枚に14カットのデザインが施されています。価格は300円(税抜)。




同社では、これまでにも同技術を使ってキャラクターや模様などを入れた商品を販売しており、売れ行きも好調で、様々な絵や図柄を海苔に描けないかとの提案も多いとの事です。祝い事やイベントなどをはじめ、同商品にはいろんなアイデアが盛り込めるため、今後も様々な企画や提案商品が生まれてきそうです。詳しくは、鰹ャ善本店まで(電話・03−3843−1531番。
HP・http://www.kozen.co.jp/)。
2016.04.25掲載

◎熊本・網田漁協後継者、地元景勝地で海苔PR

熊本県網田漁協の海苔後継者などで作る長浜後継者クラブ(宮本 悟会長、会員数・13名)は10日午後1時過ぎから、地元の景勝地「御輿来海岸」で海苔PRのための配布活動を行った。昨年に続き2回目。「御輿来海岸」は“日本の渚百選”や“日本の夕日百選”に選ばれるなど、干潮によって浮き出た海岸の“砂紋”と“沈む夕日”が幻想的な、国内屈指の有名な景色を持つ。
そのため、日の入りと干潮の場所やタイミングが重なる日を見計らって、全景が見渡せる近くの小さな山には全国からプロ、アマ問わず多くのカメラマンで賑わう。シャッターチャンスとなるのは年に10数回しかない上、さらに天候にも左右されるため、限られた日に見られる特別な風景となる。

配布当日は昼過ぎから、山頂に陣取るカメラマンに、宮本会長の他、中嶋大記、竹口正樹、舩田友和の各氏が「網田特産 おこしき一番海苔 一年を通し、わずかに採れる初摘みの一番海苔です。口に入れるととろける食感、どうぞご賞味下さい」と書かれた袋に入った海苔を配った。
また、今年からは、「網田特産 おこしき一番海苔」の文字とともに、御輿来海岸の風景写真が入った“のぼり”を作成した。より認知度を上げ、PRの趣旨が分かり易いように“のぼり”を片手に、自らの海苔について説明しながら、「食べて下さい」と自慢の海苔を手渡した。当日は日曜日ということもあって、撮影間近の夕方には多くの人が訪れた。後継者は邪魔にならないよう、撮影者に海苔を配布していたが、翌日はさらに絶好の撮影日和となり、500名近くの撮影者と地元テレビ局が中継に訪れるなどより多くの人が集まったため、連日海苔を配布しPRを行った。地元熊本や長崎など他県から撮影に来ていた人の中には、貰った海苔を片手に「お昼前に貰えれば、昼飯と一緒に食べられたのに」と笑いながら、和やかな雰囲気で後継者と会話する人や配布した海苔を今後欲しい時にはどうそればよいのか?などの話が聞かれた。

 
 
撮影者:全日本写真連盟会員 熊本県上天草市 釣出満彦氏

今年から撮影場所の山頂に展望デッキが新設されており、地域の“名勝”としてより観光客や撮影者を呼び込もうとする意気込みが感じられた。さらに、先月の撮影時期に500名近くの人が集まった際にも、地元のNPO法人が同じ海苔をカメラマンに手渡していた。風景と1番摘み海苔という地元にとっては、いずれも貴重な“宝”を、まず地元の人間がその価値を認識し、その価値を地元から発信していくという姿勢を実践しており、今後活動の展開が楽しみだ。

2016.01.19掲載

「節分には恵方巻の丸かぶり」をどうぞ!

2月3日の「節分の日」の夜にその年の恵方に向って、
「巻すし」(恵方巻という)を無言で、幸せを念じて丸ごとかぶりついて食べると福が来る(縁起が良くなる)と言う風習がある。
大阪海苔組合員の「大阪昭和会」がこの風習を広めて同時に海苔の消費促進を図ろうと昭和52年頃から大阪市内の道頓堀商店街で始たものである。「海苔チャリティーセール」を行ないながら、イベントのひとつとして、女子大生を中心に応募した参加者による
「巻すし(恵方巻)丸ごと早食い競争」が行われて人気を呼んでいる。
また、1月31日(日)午前10時30分から道頓堀川遊歩道(とんぼりリバーウォーク)で「焼き海苔」「寿司海苔」「味付け海苔」のチャリティーセールとして、通常価格の半値で販売される。
このチャリティーセールは2月3日(水)午前9時30分から大阪天満宮でもおこなわれる。

 「巻き寿司丸かぶりイベント」は、1月31日11時〜11時30分まで、道頓堀川のとんぼりリバーウォークで開催される。

(写真)道頓堀川遊歩道の広場で行われる「恵方巻早食い競争」の参加者(2008年撮影)

「恵方巻」(恵方に向って食べる巻すし・今年の恵方は「南南東」)を食べる風習がいつ頃から始まったのか定かではないが、発端は滋賀県などと言われている。しかし、江戸時代には大阪の商家で行われていたと言い伝えらていたことであり、それを何とかして海苔消費促進に繋げようと始められたものであるが、その謂れはあまり普及されていなかった。
今年は、大阪海苔協同組合が大まかな謂れをまとめたパンフレットを作り深みのある「恵方巻」イベントを行なうことにした。「節分巻き寿司豆知識」として、次の項目が纏められている。

@ いつ頃からこの風習は生まれたのか
 愛知県や滋賀県発祥と諸説ありますが、江戸時代後期より大阪・船場の商家で行われていた「その年の恵方を向いて願い事を念じながら巻き寿司を無言で食べると福が来る」という説が有力です。節分は旧暦の大晦日で、前年の災いを払い、新年の幸福を祈る一種の厄落しの意味があったそうです。

A海苔巻きが選ばれた理由
巻き寿司は「福を巻き込む」にかけております。また、巻き寿司を切らない理由として、「縁を切らないために包丁を入れない」ことと、巻き寿司を鬼の鉄棒に見立てて逆に鬼を追い払うとの謂れからです。

Bなぜ恵方を向くのか
恵方とは、その年の福徳を司る吉神である歳徳神が在する方角(十干により毎年かわります)で、その方角に向って事を行なえば、万事に吉とされる慣わしからきているとのことです。
正しい食べ方としては「家族が揃う、恵方を向く、無言、願い事を念じる、切らず(包丁を入れない)、最後まで食べきる」がセットになっております。

Cなぜ喋ってはいけないのか
口を開けば、福が逃げていくとの事からです。似たようなところでは、大晦日に神社へ無言でお参りという風習がある地方もあるそうです。「無言」なのは、念じるときに雑念を追い払うためと、福を逃がさないためです。

D本チャリティーの目的といつ頃から実施されているか
前記の風習が廃れていたのを昭和52年、当時の海苔業界の一つ「大阪昭和会」が再現し、今日に至っています。趣旨は、昭和24年にイギリス人アンドリュー女史の海苔糸状体発見以降、昭和40年代から冷凍技術も貢献し、生産枚数が飛躍的に伸びたため、その消費宣伝目的に企画されました。海苔を安価で販売し、その売上げを福祉団体に寄付(近年は車椅子の寄贈)する活動です。今ではすっかり定着した巻き寿司早食い競争も当初から行われておりました。開催日が新海苔の時期でもあり、当初より人気を博していたとの事です。

E「恵方巻」で家族の団欒を
近年の社会状況や事情を考えると、なかなか家族揃って過ごすことが困難な時代です。年に一度家族揃って同じ物を同じ場所で同じ願い事を念じて食べる。そして家族の成長や健康等その他のことで雑談に花を咲かせる。節分の日くらいは家族揃って、食事を共にするというのも良いのではないでしょうか。



2015.06.15掲載
◎福岡のり、"走る広告塔"として市民マラソンに参加

生産者団体である福岡有明海漁連は3月22日、地元柳川市の一市二町による合併10周年を記念するため行われた
「柳川おもてなし健康マラソン大会」に参加しました。
当日は、マラソンの出発、到着会場となる柳川市上宮永町の有明地域観光物産公園で福岡のりのPR販売を行った他、同漁連の西田裕一課長がランナーとして10kmの部に参加。背中には“福岡のり”のPRキャラクターである「有明・のりちゃん」のプリントしたものを付け、“走る広告塔”として参加者や沿道から声援を送る観客などにアピールしながら無事完走しました。
自らの海苔を知ってもらうためのPRの仕方は様々ありますが、自らの肉体を使った方法としては斬新で、合わせて自らの健康増進も図ることが出来るという意味では一石二兆だったのでは?


 
 
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