◎熊本河内、地元中学校で海苔教室を開催
九州地区の海苔生産者団体で組織された「九州地区漁連乾海苔共販協議会」は6月5日午前11時前から、熊本県熊本市の河内中学校(福田浩則校長・生徒数113名)調理室で1年生29名を対象に海苔教室を開催しました。
同協議会では、海苔生産地に住む学生に対し地場産業教育や食育、海苔普及活動の一環として絵巻すし教室や海苔が出来るまでの学習を実施しており、同様の活動は昨年の同県住吉中学校に次いで2校目。はじめに、同協議会を代表して熊本県漁連の太田一登業務部長は「絵巻すしをしっかり覚えて家でも作って下さい。また、大人になって地元を離れることがあるかもしれないが、行った先でも河内の海苔の美味しさを伝えて欲しい」と挨拶。福田校長も「今日の実習を通じて河内町を感じとって下さい」と語っていました。
最初に絵巻すし作りを実施しましたが、当日は地元河内漁協の女性部等5名にも今後の海苔普及活動に役立ててもらうため生徒の中に加わってもらいました。叶H品産業情報センター管理栄養士・清武泰子さん指導のもと、「ニューファミリーの花」の図柄の絵巻すしを作りましたが、皆きれいな花柄模様を完成させていました。調理室前を通った2,3年生からは「私達もしてみたい」という声が上がるなど好評で、給食時に1年生が作った絵巻すしを切り分け、全校生徒にも振舞われました。生徒等は皆、相性の良い海苔とチーズの味を気に入った様子で、美味しそうに食べていました。その他、清武さんによる海苔にちなんだ食育講話や河内漁協職員の嶋田由美子さんによる「海苔が出来るまで」の説明が行われました。
地元の重要産業である海苔の美味しさや効能、素晴らしさについて改めて知る良い機会となり、生徒達も説明用にと流された海苔の映像を食い入るように観賞していました。 |