海苔ジャーナル設立の趣旨−「海苔」は日本古来の海産自然食品で、その中に含まれている多くの成分は食品の中でも他に例を
見ないものです。
しかし、今日までに高度経済成長の中で発達した食品加工技術によって作り出された多くの食品、貿易の拡大によって輸入されるあらゆる食品は、わが国の食生活の中に「飽食の時代」を生み出しました。こうした時代に対応するため、加工食品の販売市場は細分化され、食生活の多様化という新しいニーズが創造されました。
このような食生活の大きな変革の中で、海苔を始め、わが国特有の伝承食品である多くの乾物食品が、日常の「食卓」に上る回数が少なくなり、需要の減退傾向を見せ始めています。
これは、乾物食品産業そのものの存続を危うくするものです。古来からの食生活の知恵として、人間の体の健康維持に欠かせない食品に選ばれ食されてきたこれら「乾物食品」を今一度見直し、ボトム・アップを図る必要があることを痛感しています。
その一環として、海苔産業の実状に焦点を当てながら、「海苔」という食品の普及拡大のため、食品産業界全体の中で海苔産業界がどのような位置にあるのかを確認しながら、海苔産業界内部の「際(きわ)」を越えた情報を共有し関係業界や消費者に対して、海苔の正しい情報を発信することによって、今後の発展の道を拡げることに努めたいとの願いを込めて創立しました。
海苔ジャーナル最終更新2008.06.25
2008.06.25・「干潟のつぶやき」更新しました。
2007.08.06・当社の関連企業が運営する海苔のショッピング サイト(ノリの通販)「海苔セレクトショップ」がオープンしました!!
【業界の情報】 ◎新ブランド「佐賀海苔有明海一番」、新商品の発表会
今漁期、佐賀県有明海漁協と佐賀県が、佐賀海苔の最高級ブランド海苔作りに取り組み出来たのが「佐賀海苔有明海一番」。
その新商品発表会が3月25日、東京千代田区の「東京・皇居前パレスホテル」で行われました。 当日は17時30分から、同漁協の川ア守代表理事組合長や古川康佐賀県知事など主催者側関係者を始め、「佐賀海苔有明海一番」を使った新商品を発表する企業11社や流通、マスコミ関係者など約135名が参集しました。
また、地元佐賀からは特別ゲストとして、陶芸家で人間国宝の十四代酒井田柿右衛門氏が祝辞を述べました。 その後、新商品を発表する各社担当者がMCによるインタビューに答える形で、新商品への思いやセールスポイントについて発表しました。すでに同商品を海外で販売し、好評であることを紹介する企業もあり、今後の可能性を感じさせるコメントが出ていました。発表した企業は次の通り(順不同)。
蒲ム屋。葛{永産業。株虫q。且R本海苔店。轄iェ屋。轄繼}フーズ。且O國屋。潟Tン海苔。マルタ梶Bラメールソフィア梶B渡彌梶B
主催者側では、「夏場の中元商戦など今後の売れ行きも視野に入れながら、同ブランド海苔の美味しさを適宜PRしていきたい」としています。
◎山口、地元スーパーで海苔PR販売
山口県漁協は3月16日、宇部、山陽小野田地区で採れた海苔を地元スーパーマーケット「フジグラン宇部」でPR販売するため「宇部美祢地域むら・まち交流フェア」に参加しました。同イベントは、地域における地産地消に係る活動を推進するため県や生産者団体、流通販売業者等で組織された「宇部・美祢地域地産・地消推進協議会」や「美祢地域食と緑と水の県民フォーラム実行委員会」主催で行われました。当日は午前9時から、地域農林水産加工品等の産地紹介や展示即売の他、竹細工や押し花など簡単な工作体験コーナーが催され、多くの来場者がブース前に立ち寄っていました。
同漁協では、海苔が出来るまでの写真を展示し、焼海苔やバラ海苔などを販売しました。バラ海苔を売っている横では、他グループが手作り味噌の販売を行っており、その味噌汁の試食品に合わせて黒バラ海苔を試食してもらったところ、美味しさが伝わったようで"良い組み合わせ"で完売しました。
また、宇部岬や新宇部支店女性部もイベントに参加し地元で採れたタ飯や魚の加工品等を販売し盛況でした。同漁協では、今後も同県が進める地産地消イベントと連携し積極的に参加していきたいとのこと。
【干潟のつぶやき】
◎海苔のペットフードはどうか
いま国会(参議院)で「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」の審議が行われている。
内閣提出の法律案で、提出理由は「最近における愛がん動物用飼料の製造及び流通をめぐる状況等の変化にかんがみ、愛がん動物用飼料の安全性の確保を図るため、愛がん動物用飼料の基準又は規格の設定、当該基準又は規格に合わない愛がん動物用飼料の製造の禁止等の措置を講ずる必要がある」というものである。
ペットフードの安全性を法律で護らなければならない状態にあるようで、生き物の安全な生活を保護することは大切なことである。それにしても、昨今の犬、猫を始め、人に飼われている動物に限らず、歩く姿を見ると太り過ぎが多いようで、ペットもメタボが増えたようだ。「猫が狸で、犬が豚に」なったと言うと動物愛護の方に叱られるかも知れないが、栄養過多には注意されたほうが良い。
いま、海苔を利用した「ペットフード」の開発が考えられている。6年程前に試作品を頂き、我が家の犬に与えたところ、それまでのペットフードより良く食べた。しかし、日本で発売すると、何もかにもが価格競争だから、採算に合わないそうだ。
海苔も人が食べない質のものがある。その成分を生かした商品開発も進んでいるが、コストが高くつき、商品化は大変なようである。愛がん動物の健康維持のためにも海苔の活用を考えてもらいたいが、ほどほどの値段で販売できるようにならないものか、知恵を出したいものである。(治)
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